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外反母趾や偏平足、内側を向いた足裏、内側に倒れたつま先など、足部の歪みが膝や股関節、骨盤の歪みをつくり、全身の痛みや不調に繋がっていることも少なくありません。
二足歩行をする人間にとってそれだけ足部の歪みは致命的な問題となってしまいます。

股関節痛

股関節の痛みは、足部や膝、骨盤、神経、筋肉などの歪みを整え、下半身の筋力アップをしていくことで痛みの改善、再発予防ができます。

ただ、先天的な臼蓋形成不全(太ももの骨がはまる骨盤側のくぼみが浅い状態)や加齢とともに起こる変形性股関節症など骨の変形による痛みは、私たちがおこなう施術では痛みを改善させることはできません。

変形してしまうと痛みを改善する為の選択肢が少なくなってしまうので、股関節の違和感や偏平足、浮指、タコができやすいなど足部の問題がある人は治療タイミングを逃さないように注意が必要です。

膝痛

膝関節は屈伸運動をする時に、関節内でわずかに回旋運動が起こっており、荷重時と非荷重時で回旋の仕方が違います。

荷重時に膝関節を伸ばすと大腿骨(太ももの骨)が内旋(内向きに捻じれ)、非荷重時では脛骨(スネの骨)の外旋(外向きの捻じれ)が起こります。(曲げる時は伸ばす時とは逆方向に捻じれます。)

この回旋運動が制限を受けると膝関節がまっすぐ伸ばせなくなり、立位を維持するために筋肉へ必要以上の負担をかけたり、回旋運動ができない分を脛骨(スネの骨)を外側へずらして補うため、膝痛や変形性膝関節症につながると考えられています。

骨盤が後傾している人は特に回旋制限が顕著になります。